190307焼過ぎない杉
焼過ぎない杉を製作中です。
好きな具合で焼き加減を調整出来るのが自主製作の良さ。
インディーズバンドが自分の曲作りにこだわりきれるのと同じですね。
あと、焼く事のメリットを発見。
この板シミみたいなのが結構ついていて、化粧材に使うには取り除く場合が多いです。
でも焼くとわからなくなるんですよ。
これ野地板なのですが、今回はコスト事情で野地板を使っている時点であまり材を選んで悪いのは跳ねるとかはそもそも出来なかったので結果オーライという事ですなんですけどね。
むしろ焼く手間がかかるので、参考に他の物件で使ってみようというのはおススメしませんよ。
自分で焼けるのであればよい良いコストカットに繋がるかもしれまん。
あと、今回は木裏を化粧面にしてみようと思います。
普通は木表が化粧面なので、木裏を焼いてきた事に関して大工に怒られてしまいましたが。。。。
そり方向と節の位置の関係でささくれが出やすいということ等、木表が化粧面に使われているちゃんとした理由があります。
そのそり方向に関して、以前通りすがりにみた家の外壁に木が化粧に使われていて、日当たり良さそうな場所ということもあり、うろこが跳ね上がったように反り返っているのが自分としては少し気になりまして。そもそもの施工方法うんぬんという事が前提にあるとは思いますが、逆方向の反りの方が釘などで押えやすいのではないのかな?といういわゆる実験ですね。まぁ今回は屋内仕様なのでそもそもそこまで反らないと思うので比較にならないのですが。
あとはささくれに関しては焼くのでささくれるような部分は焼けてしまってなくなるだろうという予想です。
やはり反り方向に関しては今回は反ったとしても木裏側の反りの方が良いのかなぁと思うんですよね。
他にもどんな経年変化があるかは経過観察が必要です。
コストやデザイン的な観点から、手探りの部分が非常に多くなっていますが、一緒に模索する事を楽しんでくれる寛大なオーナーにホント感謝です。
引き続き宜しくお願いします。