キッチンのリフォーム。

家族も歳を重ね、ライフスタイルの変化を迎え。

家も歳を重ね、メンテナンスの頃合を迎え。

お子さんが小さいうちは雑然としがちなキッチンは隠したい場所だったりする。

でもキッチンからリビングやダイニングを見えるようにしたくて、ちょうど覗けるような窓が開いていたりして。

お子さんが大きくなるとキッチンでの作業も徐々に減り、日々の生活に時間的なゆとりが少しずつ出てくる。

そうするとキッチンを綺麗に保てるような生活の仕方も出来るようになる。

ゆとりが出来たと言ってもやっぱりキッチンにいる時間は長い。

そんなきっかけがあったらやっぱりキッチンをグッと、オスマシしたくなるものではないですか？

そんなキッチンの生まれ変わりのお手伝いをさせてもらいました。

全く装いを変えて、びっくりするくらいかっこよくなったのに、元々こうだったような馴染み感がまたよく出来たところだと思います。

今回も異素材がいろいろと混在させてながら、うまくバランスを取り合ってくれています。

やっぱり細かいところがいいです。

グレーの建具に真鍮の手掛バー。

なんにでも合う。真鍮。

そして、以前に不具合が出てこちらも少しシンプル過ぎるのでお化粧をしたいと依頼を頂いて、

既存のTVボードに鉄のBOXをかぶせ、壁掛けTV用の下地をなる鉄土台を上部へと意匠的に伸ばしました。

仕上げはスチールに黒染め。手染めであえてムラを出してます。

元々は白ベースのシンプルな空間構成からすこしずつ落ち着いたシックなインテリアに移り変わってきています。

住み手と一緒に成長している感じです。

それと一緒に歩ませてもらえているのがとても嬉しいです。

特注製作の照明もこの家のアイデンティティ。

一番重要なところの照明は、特注製作ではないけどお施主さんと一緒に悩みに悩んで選んだ防爆蛍光灯(LED)。

綺麗に仕上げりました。まさに見せるキッチン。

しかも収納も以前と同量か、もしかしたら以前よりも増えてます。

デザイン的にも機能的にもアップグレード出来ました。

実は、シンクもキッチンの材質と同じサイルストーンで作ってます。

これ意外にもなかなかないんですよ。すごいキッチンです！

（写真：植村崇史）